日本瓦を知る

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瓦屋根の新築の家を見かけることが少なくなりました。新築の多くがカラーベストの屋根を使うなか、最近、瓦が見直されてきています。
以前は地震がくると屋根瓦の重さで家が潰されてしまうと言われて敬遠されましたが、耐震性のある瓦が開発され、今や機能も向上しました。瓦が持つ耐熱性も注目され、毎年夏になると節電が呼びかけられるなか、実は瓦屋根の家は涼しくてクーラーを極力利用しなくても過ごしやすいメリットがあったのです。
考えてみれば江戸時代の人は電気もクーラーもなく夏を乗り切れたわけで、その時代の家はすべて瓦屋根でした。温暖化で日本列島を台風が通過することも珍しくなくなり、屋根が被害を受けることも出てきました。
防風の面でも瓦はその強さを発揮します。例えば琉球瓦のように台風にも耐えられる瓦も色々なデザインで作られるようになりました。加えて瓦屋根は寿命も長く、100年は持つそうです。
万が一破損したとしても、破損個所だけ瓦を取り換えるだけで何十万もかからないでしょう。新築の家を建てても10年後には壁や屋根の塗装の塗り替えで100万ほど修繕費がかかるとされてますが、瓦屋根なら色落ちしないので再度塗装する必要がないのです。考えてみれば観光で古都を訪れると、瓦屋根の建造物が多いのに気がつくと思います。何百年たっても趣が変わらないのは瓦屋根の耐久性のおかげでしょう。
どこか懐かしく、落ち着く感じはカラーベストではだせない趣かもしれません。新築一戸建てを建てる際に光熱費の節約や修繕費を考えるなら、瓦を活用するのも選択肢の一つだと思います。住宅ローンに加えて修繕費を貯めるのは家計に負担がかかります。頭金を少し多めにだしてでも瓦屋根にすぐことで、長い目でみれば出費がおさえられるのです。また通気性や防露性があることも忘れてはなりません。
家の換気が滞ったり防露性がないと、ハウスダストや畳に生えたカビ等でアレルギーや喘息を引き起こします。アレルギー体質の家族がいるなら是非、瓦屋根の家をおすすめしたいです。